ラトビア移住12年目。
 
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風邪をひいたら

すっかり春めいて来たリガである。

 

北国の春なので、毎日毎日何かしらの変化が見える急激な春の到来である。

犬の散歩に行っては咲いたばかりの道草の花の写真を撮り、気温が10度になったと喜んでベランダで発泡ワインなどを飲んでいたら、すっかり風邪をひいてしまったのであった。

 

さて、今回の風邪はインフルエンザではないものの、38度強ぐらいまで熱が出て、無限に出る鼻水、喉の痛み、咳、という症状であった。風邪というのは大抵何らかのウイルスの感染によるものなので解熱剤の使用とか鼻水を止めるスプレーとか対症療法が普通である。

 

ラトビアでは普通、大人は風邪ごときでは医者には行かない。

管理人の知る限り、ラトビア人はあまり薬は好きでないようである。

そして、風邪をひいたらすぐ休む。

風邪をひいたら休むのが当たり前なので、職場で誰も文句をいう人はいない。

私が行かなければ皆に迷惑をかけてしまう、などという事態にはならない。

 

いつだったか、大学の給料の振込の一部が大幅に遅れたことがあった。

一部、というのは給料が「講師としての固定料」、「講師としての歩合給」、「研究者としての給料」などなど、というように細切れになっていてそれぞれ別々に振り込まれて来るので、固定給は振り込まれたが、歩合給が振り込まれてないぞ、と言った事態である。

まあ、大学だから給与不払いはないだろうと思いつつも不安になって、事務スタッフに聞いて見たところ、

「給与振込担当の人が風邪をひいて一週間寝込んでしまったので遅れてるらしいです。待っていればそのうちちゃんと振り込まれますよ」

という回答であった。

そして誰もが、

「ああ、それじゃ仕方ないよね」

と納得するのである。

一部だけ振り込まれたのは、会計の部内で他の職員が自分たちの職務とは別に、わかる範囲で勤務時間内で対応したからである。

それからしばらくして、歩合給部分の申告方法が大幅に改善されてタイムスケジュールと連動するようになった。

誰かが風邪をひいて一週間休んでも回るように改善されたのである。

 

風邪をひいた職員が無理して出勤して給与計算をするような職場だったらどうだっただろう。

風邪を職場内に蔓延させ、風邪をうつされた別の職員も無理して出勤して働く。

みんなが無理をして、そして無理をすればなんとか回るからシステムの改善もない。

永遠に無理をし続ける職場になるのである。

 

さて、今回はラトビアの風邪対処法について書こうと思っていたのに話がそれた。

カフェインの入っていないお茶をすすって寝ること、である。

すすれる限界の熱いお茶をすすり、すぐに布団に包まって寝るのである。

鼻や喉の症状が少しおさまって、全身がポカポカして、すうっと眠れるのである。

起きたらまた熱いお茶をすする。

1日何回でも熱いお茶をすする。

お茶はベリー茶やハーブティーが一般的で、はちみつを入れたり、ベリー類のジャムを入れたりすることもある。

お試しあれ。

 

 

 

 

 

【2018.04.25 Wednesday 17:22】 author : 管理人
| 健康 | comments(8) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
管理人さんこんにちは。
今年の春はぽかぽか陽気は無く、夏日の気温になったり前日より急降下の気温になったりしています。一気に新緑の季節になりツツジが半月ぐらい早く咲揃い、例年よりパワフル感をかんじる4月の景色です。

風邪に関してもお給料に関してもお国柄を感じました。
今年の冬、インフルエンザが大流行した時に日本の医師が”大流行の原因を作っているのは、インフルエンザで医者にかかる人が多すぎることに由来している。”と持論を展開していました。その方によると、インフルエンザでも高熱で息苦しいとか他の症状が出ている人はともかく、比較的症状の軽い人は
家で寝ていれば数日で治る、インフルエンザの罹患証明書をもらうために、また完治証明をもらうために医者にかかることが、患者を増やすと言ってました。
インフルエンザと診断されないと休めないのが日本です。
インフルエンザにしろ風邪にしろ具合の悪い時には遠慮なく休めるような社会にならないといけない、という結論でした。

気温がまだ10度でも暖かさを感じるラトビアのようですが、どうかお大事に。

| murako | 2018/04/25 8:52 PM |
こんにちは、murakoさん。
寒い日が多いと春がパワフルになりますよね!
インフルエンザの罹患証明書が必要だなんて初めて知りました。世界で一番真面目な日本人に何故そんな証明書が必要なんでしょう?驚きです。社会が真面目過ぎて人を信用できなくなっているのでしょうか。それはとても悲しいことだと思います。
会社を休む、というのは学校を休むのとは違うので、それなりの相当な理由があるはずです。思いやれる日本人はどこへ行ったのでしょうか。
具合の悪い時に遠慮なく休める社会は必須だと思います。日本は無理することが美徳とか人に迷惑かけるのはいけないとか思っている人がほとんどなので、もっとリラックスして欲しいと思います。風邪で休んで仕事が回らないのは経営者の責任なので、それを従従業員が肩代わりするのは間違ってますよね。

| 管理人 | 2018/04/26 4:05 AM |
おやまぁそれはそれは、お見舞い申し上げます。
合併症がなければ風邪ってものは良くなっていくもの、らしい
けれど僧堂、つまりボーズのトレーニングセンターですな、のように風邪をひくと「病僧楼」という離れ小島に隔離されて一人ぼっち、メシだけは運んできてくれてその時に「生きておるかぁ?」なんぞとぶっきらぼうに聞かれると「早く元に戻りたいッ」と一入思うことであります。

当地でもsick leaveというのは週末に休むのと一緒で当然の権利、わざわざ何かで証明しなければいけない、皆さん建前上は紳士と淑女でありまするからして、ものではありません、と思う。

しかし給料を計算する人あるいは振込手続きをする人が科目ごとに違った人ってのは事務管理システムとしてとても面白い。
人というものを「どういう生き物であるかどこまで信じるか」と考える何か歴史上の経験に基づく共通認識があるのでは?

ABCの番組、シリーズでオーストラリアの”変わった”リゾートを紹介するものでしたがえらい評判良くて「飛行機の中で上映してたよ」などとお客から聞かされたものですが、あなたもう30年も前の話、アーカイブにも残ってはおりますまい。

管理人さんの番組せっかくアドレスを貼っておいてくださいましたが多分(だってラトビア後読めないもん)「お求めの番組はあなたの国からは視聴できません」って文字が出て見ることはできませんでした。EU内なら良いのかなぁ。
| さんさん | 2018/04/26 11:51 AM |
こんにちは、さんさんさん。
それではこちらをお試しください(笑)日本からでも視聴できるので多分大丈夫だと思います。
https://replay.lsm.lv/lv/ieraksts/ltv/128523/latvietis.-paralelas-pasaules-3.-serija/
| 管理人 | 2018/04/27 12:47 AM |
もう回復された頃でしょうか?
こちらロンドン郊外では、先週末は30℃近くでしたが、今週の頭あたりから平年並みの10℃前後に戻り、風邪ひきさんが増えています。再来週から学年末試験なんですがねぇ。
こちらの給与システムでは、一括なんで、担当の誰かが休んでも、経費の払い戻しが滞る程度で… 研究奨励金(外部からの研究費の0.5%程度)は年に1回ですので、特に問題はありませんし。会計年度の替わる4月から、新しい経費申告システムが導入されて、面倒なことになっています。
イギリスで風邪をひいて医者にかかっても、アスピリンかイブプロフェンを処方されるのがオチですので、薬局に行った方が早いです。あと、生姜湯、葛湯ですかねぇ。
| 現役lecturer | 2018/04/28 7:43 PM |
もう良くなりましたか?大変でしたね。
こちらでも気温の乱高下に、風邪ひきさんが多くなったようです。

我が家の旦那さんの職場は、日本でいう所のブラック企業で、大体の職場で認められている病休も医者の証明書がなければ一日罰金50ポンドという恐ろしい所です。医者にかかるのには当日電話をして、空きがなければ救急へ行かねばならないので、殆どの人が無理をしてでも仕事に来ます・・・。日本のブラック企業でさえ罰金というのはあまり聞いたことがありませんが。

番組見ました!管理人さんの英語以外はラトビア語なので「???」でしたが、親しみが湧く番組でした。管理人さんのラトビア縞々帽子、可愛いですねぇ!よく似合ってました。
あれがラトビアの普通の料理なんだなぁ、としみじみ。最近は、教えたいただいたバブカをフライパンで変わりに作っているのです。バターオン!も真似してますし(笑)。

エレクトーン(としか出てきませんが、本当はそういう呼び名じゃないですよね)、楽しんで弾いていらっしゃるの、いいですね。そうやって自分の時間を豊かに過ごすんだな、と納得です。私も安物のキーボード買ったので、久々に弾いてみます。かれこれ35年は弾いてませんが、次に日本に行ったら簡単そうな楽譜でも買ってくるつもりです。

春、満喫してください。
| かまくら | 2018/04/28 9:38 PM |
気温の乱高下はロンドンも同じなのですね。
こちらは風邪ではなく台湾からの旅行者が持ち込んだ麻疹が沖縄で流行りだし、すでに3次感染も出て国内でも流行り始めています。

番組見せていただきました。ラトビア語の部分が分からないのが残念。一日テレビ局の方が張り付いて録った映像が、あのようにまとめられたのだと思います。管理人さんにとって、”これだけ?”と思われたか、伝えたい思いがきちんとくみ取られて編集されたなあ、と思われたかどちらでしょうか? 私としては後者ではないかなあと思います。日本ならさしずめバラエティ仕立てになるところですが、真摯な制作姿勢がうかがえる番組という感じがしました。管理人さんの弾く音色にのって映像が流れていくのもすごくよかったです。
| murako | 2018/04/28 11:47 PM |
こんにちは、現役lecturerさん。
こちらも風邪が流行っています。ラトビアでも同じで、風邪で医者に行ってものど飴とか勧められるぐらいです。
ラトビアのというか、うちの大学は給与振込が謎めいていて、誰もどういう計算になっているのかは本当のところはわからないシステムになってます(笑)。

こんにちは、かまくらさん。
まだグズグズしてます。
旦那様の会社、ものすごいブラックですね!罰金とは!
初めて聞きました。極力風邪を引かないようにしないと、ですね。
取材の当日、スタッフの人たちに食べる?と聴いたら食べるというので、肉も巨大です(笑)
電子オルガンはわざわざ日本から持ってきました。普段はあんまり弾かなかったのですが、今回の取材で弾くことになったので慌てて練習しました。

こんにちは、murakoさん。
麻疹の流行は困ったものですね。昔は皆予防注射を受けたものですが、最近は希望者だけとか聞いてます。大人がかかると大変ですよね。
番組にはとても満足しています。とてもうまくまとまっていて、それぞれの生活がパラレルワールドというテーマに沿って紹介されていますよね。電子オルガンの演奏をカッコよく使ってもらえたのがとても嬉しいです。
| 管理人 | 2018/04/29 8:11 PM |
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